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タグ:知識iN

若干、間が空いてしまいましたが、今回は、「NAVER知識iN」における優秀な回答者に与えられる栄誉について触れたいと思います。恐らく、こうしたNAVER側からの評価・認定や表彰なども、回答者側のモチベーションアップに繋がっているのでしょうね。その盛り上げ方が実に上手いなぁと思いますね。

さて、早速、具体的にどんな栄誉があるのか見ていきます。

# 名誉知識iN(명예지식iN
その名もズバリ!「名誉知識iN」という最高位認定があります。「至尊」という等級以上を前提に継続的な回答活動、回答の専門性、その分野での寄与度をもとに半年1回選出されます。推薦数(10,000以上)なども評価に影響するようですね。具体的には、85%以上の回答採用率が必要だったり、1次選考では、数値実績もちゃんと考慮されている模様。

NAVERは、名誉知識iNを「回答者のロールモデル」と位置付けてるようですね。

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で、「名誉知識iN」に選定されると??

「名誉知識iN」
の殿堂(歴代の「名誉知識iN」が紹介されています。)にプロフィール写真とインタビュー記事(第120代のインタビュー)が掲載されたり、お祝いの「内面ポイント」が貰えたり、「名誉知識iN」だけが受け取ることができる記念品が貰えたりします。また、「名誉知識iN」イベントに招待されて、おいしい料理が食べれて、VIPギフトが贈呈されたりと、何やら特典がてんこ盛りですね。知識iNの運営オペレーターが厳正に選出した「真の知識iN」と言われるだけあります。今現在、まだ、120人しかいません。

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# パワー知識iN(파워지식iN
次に「パワー知識iN」の選定基準や特典を見てみます。「名誉知識iN」に比べると、ハードルは若干下がるので、目指すなら、先ずこちらでしょう。

NAVERによると、以下の基準が記載されています。

「知識iNサービスで長い間活発な活動を行ったユーザーで、且つ、「至尊」評価以上のユーザーを対象に、毎年定期的に選定し、一度認定された「パワー知識iN」は、その後ずっとその資格を維持することが可能です。但し、運用ポリシーに反する行為を行った場合は、資格が剥奪されます。」
また、回答採用率は、70%以上、内面ポイント35,001以上(=至尊以上)が前提になっています。

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*「パワー知識iN」の1人当たりの実績
-回答数 3,364
-採用率 85%
-受けたおすすめ数 5,790
-年間採用数 475
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うん?1日1.3件のペースで採用されている訳ですね。これは、かなり勤勉さが要求されますね。(苦笑)
ちなみに現在、「パワー知識iN」の数は、4,600人を超えてますが、全知識iNユーザーの0.1%程度にあたるようです。「パワー知識iN」に認定されると、自動的に「名誉知識iN」の候補となります。

で、またまた気にかかる特典ですが、「パワー知識iN」には、以下が提供されます。

-回答の信頼性を確保するエンブレムが提供されます。
-クリスタルの感謝盾(idが刻印されている立派なもの)と記念品が贈呈されます。

記念品は、手帳や鉛筆、ネームカードなど、色々バリエーションがあるようですね。キットの中身をアップしているユーザーが結構いますけど、キーボードやマウスが別途、進呈されている時もあったようです。
 

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# ハッピービーン 해피빈 happybeen)について
「市民」等級以上のユーザーが知識iNで回答を1回採用されると、「豆」と呼ばれる単位のサイバーマネーがGETできます。1豆100ウォンの価値があり、これをハッピービーン財団に登録してある様々な公益団体(2013.12時点で5,858団体)の中から寄付先を選択して、寄付することができるというものです。

※ハッピービーン財団には、NAVERをはじめとした企業、団体、個人が寄付をしてします。

happybeen2

NAVERでは、ブログやカフェに投稿することでも「豆」が貰えますが、取り分け、知識iNでの回答採用の対価としての「豆」の支給は、困っている質問者への疑問解消に加えて、それによって得た「豆」を困っている人々への寄付に利用できるという意味で、ユーザー側からしたら、2回社会貢献できる訳で、非常に健全なモチベーションの喚起の仕方だなぁとつくづく感心してしまう訳です。

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今回は、NAVERが現在の地位を築く契機となった知識コンテンツ「NAVER知識iN」(지식iN)について、概要を2回に分けてお伝えできたらと思います。

知識コンテンツと言うと、日本では、「Yahoo!知恵袋」や「OKWave」、あるいは、「人力はてな」や読売新聞が古くから運営している「発言小町」などが浮かぶかと思います。それぞれに特徴がある訳ですが、「NAVER知識iN」にもユニークな特徴が幾つかありますので、その辺りも見ていきたいと思います。

*知識コンテンツ(Q&Aサイト)とは、文字通り、ユーザーが投げかけた質問に対して、第3者が回答を返してくれる疑問解消型コンテンツのことで、「質問と回答」は、過去ログとして蓄積されることで、知識検索としても再利用されるタイプが一般的です。


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# 韓国でのQ&Aサイトの歴史

現在では、韓国で<知識コンテンツ>と言えば、誰もがこの「NAVER知識iN」(2002年オープン)を挙げる程、韓国のネットユーザーに浸透したコンテンツなのですが、実は、「NAVER知識iN」よりも以前に「DBdic」というQ&Aサイトが存在しました。(2000年オープン)

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「DBdic」は、韓国の日刊新聞ハンギョレの運営で、一時期、大きな人気を集めたと聞きますが、2002年頃、有料化に踏み切り、ユーザーを一気に失ったと聞きます。その後、empas(2006年にSKコミュニケーションズに買収され、その後、NATEに統合されます。)に買収され、empas内の知識コンテンツ「知識取引所」に統合されました。

そんな中、弱小系も含めて韓国の殆どのポータルサイトがこぞって知識コンテンツを次々とオープンしていく訳ですが、時既に遅し、NAVERは、他のコンテンツでも既に多くのユーザーを獲得していた部分もあり、この分野でも一気にシェアを固めていくことになります。


# 「NAVER知識iN」の概要


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■数字で見る「NAVER知識iN」

‐ サービス開始:2002年
‐ 1日あたりの質問数:7万5,000 ※累計1億3,300万
‐ 1日あたりの回答数:9万 ※累計1億8,100万
※項目数(質問数+回答数の累計)=3億1,400万
(2014.7基準)

ちなみにヤフー知恵袋(2004年開始)の項目数が3億6,000万(2013.6基準)です。サービス開始に2年の差はありますが、人口差(2倍以上)を考えると、いかに韓国で「NAVER知識iN」が利用されているかが分かります。

*「NAVER知識iN」のコンテンツは、他の韓国の検索エンジンではヒットしません。NAVERの統合検索、及び、「NAVER知識iN」内検索で知識検索が可能です。

■回答には、専門家も参加!

「NAVER知識iN」では、医療、法律、労務、獣医分野の質問に対して、その道の専門家である医師、歯科医師、漢方医、弁護士、弁理士、労務士、獣医が実名と顔写真とその所属を明らかにした上で回答してくれます。これにより回答の精度と信頼性を高めています。

NAVERでは、こうした取り組みのため、2007年12月以降、大韓医師協会やソウル地方弁護士会などと連携、協約を結んでいます。

↓ こんな感じでリストアップされています。現在、約3,000名の専門家が参加しており、その回答も約40万件に達しているそうです。勿論、専門家側もここに露出することで、自分の病院や事務所の宣伝にもなっている訳ですし、優秀な回答者には、NAVERでバナー掲示されたり、年間表彰などもあるようですので、NAVERと連携することでの各協会側もメリットもありますね。

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※エキスパートによる項目数(質問数+回答数の累計) 82万(2012年6月基準)

後編では、「NAVER知識iN」での優秀な回答者に与えられる名誉やポイントなどについても触れてみたいと思います。

いよいよ寒くなってきました。暦の上では、「霜降」(そうこう)。そんな季節です。
個人的には、霜降り(しもふり)の肉をすき焼きにして食べたい今日この頃ですが、、、
皆様、風邪など引かれていないでしょうか?

さてさて、当稿の後編では、韓国内での検索エンジンの市場シェア(2014年)や、韓国で苦戦を続けているGoogleの状況などをテーマにしたいと思います。


# 韓国の検索エンジン市場シェア状況(2014年)

PC use: 

1.NAVER  75.84%

2.Daum  15.6%

3.Google 3.48%

4.NATE 0.11%

etc  4.97%

*Nielsen KoreanClick 2014.6 Search PVデータから割合算出)

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PCでは、NAVERが70%以上と圧倒的な市場占有率となっており、2位のDaumとの差は、依然、大きな開きが見られます。Daumは、5月にカカオとの統合を発表しましたが、「検索」の部分でのシナジーは、今のところ見られません。Google KOREAは、3%台とPCでの低空飛行は、変わらず。


Mobile use:
1.NAVER  79.2%

2.Daum  12.9%

3.Google 7.9%

*Nielsen KoreanClick 2014.7

mobile_search














一方、モバイルにおいては、調査によって、数字のばらつきが見られますが、
android OSが90%以上を占める韓国のスマートフォン市場において、android端末にデフォルトで搭載されているGoogleの検索量が徐々に増えてきています。ですが、上記の数字の通り、(アプリ経由での検索も多い)NAVERのシェアにはまだまだ及ばない状況です。

注目の検索ポータルとしては、PCで1%前後のシェアを獲得している
zum.com(2011年オープン)が挙げられます。やはり、ここも”韓国スタイル”の検索結果仕様(統合検索)になっており、先発のポータルに酷似していますが、差別化として、独自開発のWebブラウザ「スウィング」をリリースし、利用者を増やすなどしています。

[補足] なお、長らく1%にも及ばない市場シェアに喘いでいたヤフーコリアは、子会社のオーバーチュアコリアの収益に依存していましたが、NAVERやDaumがオーバーチュアコリアへの広告枠の提供を終了したことも影響して、2012年末もって、韓国での事業から撤退致しました。


# Google KOREAの苦戦と模索

韓国は、世界でもGoogleが検索シェアを占有できていない象徴的な国の1つと言えます。こうした例は、他に中国(Baiduが7割)やロシア(Yandexが7割)が挙げられます。チェコ(Seznamが6割)などもそうでしょうか。日本の場合は、Yahoo!JAPANの検索エンジンは、Googleを採用しているので、実質、Googleが占有している国と言えるでしょう。

さて、前述の通り、Google KOREAは、韓国での検索シェアにおいて、モバイルでの善戦が見て取れるものの、グローバルにシェアを獲得しているGoogleとしては、苦戦と模索が続いています。

Googleの所謂、「
ユニバーサル検索」(2007年リリース)は、NAVERや他の韓国のポータルサイトが早くから採用している統合検索と同系の検索仕様ですが、2008年に、Google KOREAは、このユニバーサル検索を他言語のGoogleに先駆けて導入することになります。この時点で、かなり、”韓国スタイル”に寄ってきた訳ですが、それでも、韓国人にとって、「グーグルは、ベテランユーザーが使う難しい検索エンジン」という印象がまだ根強く、NAVERの牙城を崩せない状況が続いている訳です。

その後も幾度かのリニューアル(参考:グーグルコリアの検索、“韓国スタイル”に変わる2012年2月中央日報日本語版)を経て、韓国市場の攻略を試みてはいますが、長らくNAVERの統合検索で検索することに慣れたユーザーを引き込むのは、難しいようです。

その背景には、NAVERが「NAVERカフェ」や「NAVER知識iN」、あるいは、「NAVERブログ」といった韓国のネットユーザーには絶対欠かせない人気コンテンツを幾つも保有して、NAVERの外に出ずともユーザーの欲求が満たされ、完結してしまう情報のプラットフォームになっている部分が大きいように思います。メールも地図もニュースもすべてNAVERで完結するのです。

また、一方で賛否両論ありますが、カフェや知識コンテンツなどのハングル語で書かれたUCC(NAVERは、UCC*を大きな蓄積資産と捉えています。*User Created Contents)がGoogle含めた他の検索エンジンの検索にヒットしないこともユーザーがGoogle検索に向かわない1つの要因として考えられます。

次回は、数回に渡って、「NAVER知識iN」について、書いてみたいと思います。

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